信頼できるAppleアナリストのミンチー・クオ氏が本日、次期MacBook Proに関する興味深い詳細を発表しました。クオ氏は、これは5年ぶりの大幅な再設計であり、2019年モデルの最新16インチMacBook Proよりも大幅なアップグレードになると説明しています。新型MacBook Proは14インチと16インチの2サイズ展開で、Intel CPUではなくARM Apple Siliconを搭載します。
しかし、Kuo 氏はさらに驚くべき情報をシェアしています。具体的には、Touch Bar がなくなり物理的なファンクションキーが採用されること、MagSafe 充電コネクタが復活し、さらに多くの IO ポートが内蔵されるので、ほとんどのユーザーは追加のドングルを購入する必要がなくなるということです。
新しい筐体デザインは、本体上部と下部の両方の側面が角張っていると言われており、2018年のiPad Proから始まり、2020年のiPhone 12シリーズに採用されたフラットエッジデザインのトレンドに加わることになる。（新しいMacBook Proシリーズには当然AppleのARM CPUが搭載されるが、クオ氏は本日のレポートで、このチップの性能面に関する詳細は明らかにしていない。）
新型MacBook ProではTouch Barが完全に廃止され、物理的なファンクションキーの列のみが提供されるようです。これは、昨年秋に発売された低価格帯の13インチM1 MacBook ProにはTouch Barが搭載されていたことを考えると興味深い点です。ただし、初期のM1 Macはすべて、前世代と比べて基本的に同一のハードウェア設計を採用していました。
Appleは2016年モデルのMacBook Proを発表した際、Touch BarをMacの入力方式の未来として大々的に宣伝しましたが、実際には普及せず、そのポテンシャルを十分に発揮することもありませんでした。多くのMacユーザーは、タッチスクリーンを見ずに指で操作できる物理キーを求めているのです。導入から5年が経ち、Appleはこうしたフィードバックに耳を傾け、Touch BarをMacBookのラインナップから段階的に廃止していくようです。
Kuo氏は、具体的にどのようなIOポートが搭載されるかについては言及していません。現行のハイエンド13インチおよび16インチMacBook Proモデルには、Thunderbolt 3 USB-Cポートが4基（両側に2基ずつ）搭載されています。ちなみに、2016年以前のモデルには、SDカードスロット、HDMI、USB-Aポートが搭載されていました。USB-Cポートは技術的に優れており、はるかに高い帯域幅でデータを転送できますが、現行MacBook ProはUSB-Cのみを搭載しているため、ユーザーはドングルを複数購入して持ち歩く必要があります。SDカードスロットなどは、内蔵型の方がはるかにスマートです。
オールUSB-C設計の大きな利点の一つは、MacBook Proの左右どちらのポートからでも電源に接続して充電できることです。Kuo氏はMagSafe電源コネクタが復活すると述べていますが、左右どちらからでも充電できなくなるかどうかについては言及していません。なお、この報道ではMagSafeの復活は、iPhone 12の「MagSafe」のようなワイヤレス誘導充電システムではなく、従来のMacBookのような磁気式電源コネクタ経由であることが明記されています。
まとめると、Appleは2015年モデルのMacBook Proを懐かしむ、あるいはまだ使っているユーザーの要望に応えようとしており、より伝統的なIOポート、物理的なファンクションキー、そしてMagSafe電源の復活を狙っているようです。これらの伝統的な機能群は、全く新しい外観デザインに収められ、もちろんApple設計の超高速ARMチップを搭載します。新型14インチおよび16インチMacBook Proは、2021年第3四半期に発売される予定です。
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